日本リバイバル連盟所属
宗教法人 野上キリスト福音教会

長瀞チャペル


ドロシー・ジーンズ宣教師
ウィニフレッド・プライス宣教師

始めに、この二人の女性宣教師(SEND国際宣教団=前極東福音十字軍派遣宣教師)をご紹介したいと思います。
彼女たちは、生涯をキリストに捧げる決心をして、外国への宣教を志されました。第二次世界大戦による敗戦国日本の悲惨な状態が世界に報告されていたことから、彼女たちは日本の宣教のために献身を決心したのです。彼女たちは、1951年から約35年間、埼玉県北西部の吉田町、皆野町、長瀞町、寄居町、上尾市(二箇所)に開拓伝道を行ないました。また、日本の宣教のために自分たちの生涯を主に捧げて、生涯を独身で過ごされました。 彼女たちは、最初に吉田町に宣教されました。二度目の来日のとき、皆野町で宣教され、野上町(長瀞町)でも集会を持ちました。皆野町でも、野上町でも、教会が設立され、三度目の来日のときには寄居町で宣教されましたが、寄居町には10年間滞在された後ついに教会堂を建設されました。その後、上尾市で二箇所の開拓伝道を行なわれましたが、二箇所とも主のキリスト教会へと成長いたしました。ジーンズ師はアメリカのボストン出身、プライス宣教師はカナダのトロント出身です。この日本で主によって大きな働きを続けられた彼女たちは、その後1987年にそれぞれの郷里に戻られました。

主任牧師 中村準一

居酒屋から教会へ

2005年(平成16年)に長瀞町は国道140号線バイパス沿いの土地約170坪と建物を競売にかけました。長瀞町と周辺地域に根ざしたキリスト教会の建設をヴィジョンに掲げていた中村牧師と信徒たちは、この土地獲得にチャレンジしました。そして教会はみごとに落札に成功したのでした。そこにあった建物はそれまで長い間、地元の人々が通いつめた古びた居酒屋でした。神様はこの酒場を教会のために与えられたのです。それからの日々、少ないながらも寄居チャペルの熱心な信徒たちの献身的な奉仕によって、居酒屋は何とか主を礼拝できる会堂へと内装を整えることができました。外見こそ教会らしくは見えませんでしたが、教会は建物ではなく主を信じる者たちの集まりです。そして2013年11月、まだ居酒屋時代の名残のあった旧会堂をすべて取り壊し、初めて完全な新会堂を建て上げる事ができました。ここにはもう居酒屋の面影はありません。かつては刹那の快楽に酔い、罪の中に溺れたあの建物は、真の愛と永遠のいのちへの水を私たちのうちに泉のように湧きつづけてくださる神の教会へと変えられ、主は今日も聖霊によって新しく生まれ変わった命を送ってくださっているのです。

居酒屋を改装して礼拝を守っていた頃の教会(2005年)
旧会堂を解体撤去して新会堂を建設(2013年11月)
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